明治神宮野球場での観戦-東京六大学野球 ~ プロ野球ヤクルト球団
東京で一番古い野球場として有名な明治神宮野球場は新宿区霞ヶ丘町に位置し、90年
近く存在している野球場である。高校野球の聖地である阪神甲子園球場と双璧の球場で
私もよく観戦に訪れる球場だ。
実は、明治神宮野球場は建築物としては 2つの建物(日本の古い球場はみなこの建て方)
なのだが、他の球場と建て方が違う。
この一枚は、2013年10月ヤクルト宮本選手の引退試合で、3塁内野席上段から撮影
したのだが、プルペンのすぐ後ろにはクラブハウスへ向かえる通路がある。※
※1塁側のヤクルトクラブハウスは、荒木大輔氏(早実→ヤクルト→横浜)の入団直後
地下へ通じるトンネルをつくった。
プルペンから外野寄りの座席は他の球場であれば「内野席」区分になるわけだが
プロ野球では「外野席」区分になるのだ。しかも 背もたれ付きの折りたたみイス。
プロ野球と比較して観客の少ない六大学野球でのアングル。濃い水色のイスがある。
でもあの場所に人はいないよ?外野はまばらに人がいるのになぜ?
注)東京六大学では外野席を解放、東都1部リーグ他では外野席は閉鎖されます。
これ、東京六大学野球では「内野席」区分(通称三角内野)になるのだ(・o・)
えっ、何言ってんのといわれるかもしれないが実は私もこの「三角内野」に一度
だけ六大学野球野球を観戦したことがある。そう、2007年 法政 VS 早稲田戦だ。
角度をかえ3塁側からレフト側をのぞむ。黒い制服(学ラン)を着た大学応援団の
リーダーあたりが舞台(とはいってもコンパネ板だが)中央。その上段の座席を
「応援席(旧称 学生席)」という。プロ野球ではB指定席あたりの席。ここが一番
料金が安いのだ(・o・)
字で書くと、内野席→応援席→内野席→外野席の並びで「三角内野」に座るため
には、応援席より手前の内野席が埋まらないと解放しない貴重な席なのです。。。
「三角内野」が埋まったのをこの目で見たのは 2回だけ。上述の 2007年の試合と、
2010年の優勝決定戦(斎藤、福井、大石 3人のリレー、慶応には伊藤隼太もいた)。
斎藤佑樹が在学していた頃の早稲田はプロ顔負けの集客をしていた。確かドーム
巨人戦よりも多い試合もあったはず。全日本大学野球選手権では 東京ドームと
会場が 2つになるが、平日昼間にも関わらず 10000人くらいの観客を集めた。
斎藤らの卒業後は、人が閑散とした神宮球場に戻ったが、もう一度六大学野球で
「三角内野」を解放するくらいのスター選手が出現しないか楽しみに待っている。