2014年春の演劇三昧(虚構の劇団@鴻上尚史~STRAYDOG@森岡利行)
タイトルどうしよう?と迷ったが、主宰者のお名前をタイトルにもってきました。
4月にはいってから、虚構の劇団~STRAYDOG東京版と観劇してきました。
2014年 4月12日 座・高円寺1 19:00の回
キャスト:小沢道成/小野川晶/杉浦一輝/三上陽永/渡辺芳博/塚本翔大
/森田ひかり/オレノグラフィティ(劇団鹿殺し)/根本宗子(月刊「根本宗子」)
旗揚げ公演の再演。今回初観劇。今週は大阪で公演中。(一心寺シアター)
鴻上さんがロンドン留学時に味わった日常生活での孤独感が物語のベースにあり、
不用意なネット投稿が発端になり、追及サイトから個人情報を暴露され、日本で
生活できなくなった元女子大生(小野川晶)、サイトを主宰していた元劇団の演出家
(オレノグラフィティ)を軸に物語がすすんでゆく。
旗揚げ準備公演の「監視カメラが忘れたアリア」につづくネットを軸にした物語。
初期の頃の雰囲気があり、私にとってとてもわかりやすく共感できる作品だ。
2014年 4月16日 母の桜が散った夜@新宿・シアターサンモール 19:00の回
仕事帰りということもあったが、珍しくスーツ、ネクタイ姿で観劇。
キャスト:中原和宏/阿井りんな 平嶋夏海 松原夏海/瑛蓮/那波隆史/芦川誠
先週大阪で全公演終了(梅田・HEPホール)。大阪の独自メンバーでも公演済
2014年 4月19日 閨房のアライグマ@新宿・シアターサンモール 14:00の回
キャスト:阿井りんな 平嶋夏海 松原夏海/柴田明良/那波隆史/芦川誠/中原和宏
※この公演は東京のみ
で、本日劇場入りすると「いらっしゃいませ~」とキャストがキャバクラの衣装を
着てお出迎え。あれ 5月公演の「女の子ものがたり」?と思ったら場内アナウンス
「13:45から『女の子ものがたり』予告編を上演いたします」ということで納得。
「女の子ものがたり」の最初のシーンのキャバクラの場面が終わると前座説明、
本編開演となる。初回公演の「閨房のアライグマ」には妹の緑子は登場しなかった
ので、今回はどうだろうと興味深く見ていた。
それと時系列では「母の桜が散った夜」→「閨房のアライグマ」なので素直にこの
順序で観劇するために 2日に分けて観劇したのだ。ただ重ねて言うと2つの物語は
登場人物は同一であるが、物語の継続性、登場人物の性格には連続性はないので、
ほぼ別のドラマだと思っていた方がいい。同例として「西部警察PARTⅢ」最終回
主役の団長・大門圭介(渡哲也)が殉職したが、20年後のスペシャルドラマで登場した
課長・大門圭介(渡哲也)は、「西部警察PARTⅠ」の継続設定のため殉職しておらず
「西部警察PARTⅢ」はスピンオフドラマで問題なしと解釈された。
前回の本公演時は、オマージュのメッセージがあんまりわからなかったのだが、
今回は「カノン」、「路地裏の優しい猫」、「悲しき天使」などの過去作品の
シーンもちりばめられていることに妙に納得。また緑子(平嶋夏海)の登場で物語に
厚みが出たように思えた。
次回、5月GW公演で「女の子ものがたり」を観劇するが、その後の夏(7~8月)に
かけ、興味深い作品が目白押し!相撲の名古屋遠征、オールスターの甲子園遠征と
合わせ日程調整とお財布調整に追われます。
7/6(日) STRAYDOG「ゴジラ」作:大橋泰彦(劇団離風霊船)
7/21(祝)前後 虚構の旅団(鴻上第三舞台の作品再演、演出 深作健太)
T.F.J「夕」(宅間孝行作、東京セレソンデラックスの題材を再演)
8/第4週 KOKAMI@Network 「朝日のような夕日をつれて2014」第三舞台のリメイク