気ままな日記

気に入った出来事があると、すぐにアップする防備録のようなもの

かつての設備で観た映画と最新設備で観た映画

有楽町マリオンにあった日本劇場が閉館して 10ヶ月、方や有楽町ルミネ側に残された丸の内ピカデリー。観客収容数は多いのだが横に広い構造で 1階席はスロープでかつスクリーンが目よりかなり上にある。開業当時は丸の内ピカデリーで結構観賞していたこともあって気にならなかったのが、昨今のシネコンのスタジアム型の客席になれたせいか、ここの1階席で映画を観賞することはなくなり、別料金をとられなくってからはここでは 2階席で観賞するようになった。ちょうど SMT の特別クーポンが有効期間だったこともあって「アリー/スター誕生」をここで観賞しようと考えたが、別のシネコンIMAX/Dolby-ATOMOS フォーマットで上映しているから「アリー/スター誕生」は別のシネコンで観賞することにし、ここでは別作品で良いよね?となりました。
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鑑賞作品は東野圭吾人魚の眠る家」、未成年者の子どもの脳死をめぐる先端技術の社長一家の物語、主演の篠原涼子の演技に圧倒され、映画を観終えてから色々考えさせられました。座席は昨今の劇場で使用されているので快適ですが座高が低いため足が屈伸の状態が続き疲れますね。

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映画館を出て劇場のちょうど正面に設備の商標が掲示。正直今の設備では集客は難しいだろうなあ?


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このあとTOHOシネマズ日比谷に移動してレディ・ガガブラッドリー・クーパー主演の話題作「アリー/スター誕生」IMAX版を鑑賞。アリー=レディ・ガガかと思うくらい彼女の内面をよく表現出来ていました。また、ブラッドリー・クーパーが演じるカントリー歌手のジャクソン・メインですが、彼はアリーの成功者の一員でアリーを直接見つけ出しバンドの一員として共に歌い、後に結婚までします。彼の根底には孤独感、不安感、寂寥感、アリーに対する歌手の才能にたいする嫉妬心があり、そこからアルコール依存、ドラッグにおぼれ、アリーのグラミー賞受賞当日におこした失態がもとでそこから回復しようとするも最後は破滅に向かっていく、対象的な人生を送った二人。音楽映画というより葛藤を描いた人間ドラマだったです。このあたりの作風は現在もロングラン上映中の「ボヘミアン・ラブソディ」と通じている箇所があります。


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「アリー/スター誕生」は当初クリント・イーストウッド監督、ビヨンセ主演で企画されたらしいのですが、結果から見ればレディ・ガガのほうが凄くインパクトがあったのは一目瞭然。全米、全英では評価は高いですが、日本人の感性に合うかどうかこれから判定されると思います。設備はそら丸の内ピカデリーとは比較にならないくらいスゴイが、来年秋口丸の内ピカデリーにもドルビーシネマ(Dolby ATOMOS & Dolby VISION)が都区内で初めて導入されますので、これまで他のシネコン一辺倒は少なくなるのでは?