気ままな日記

気に入った出来事があると、すぐにアップする防備録のようなもの

1945年6月沖縄地上戦を題材にした舞台

1945年3月26日から6月23日まで間、沖縄本島で連合国軍 VS 日本軍が地上戦を繰り広げた。沖縄戦の両軍および民間人の戦没者は20万人を数えた。この沖縄戦で犠牲になった民間人特に女子学生など成人に満たない人が数多く犠牲となったドラマとして有名なのは「ひめゆりの塔」だが、今回の舞台の題材となったのは「ふじ学徒隊(積徳高女)」。連合国軍に激しく攻撃され日本軍は身勝手にも民間人の組織を解散させた。絶望に追いやられたひめゆり学徒隊などは集団自決など命を落としたが、このふじ学徒隊には隊解散命令後もある日本兵とともに行動し、最後は多くの生存者をだしたらしい。

 

 

今回このふじ学徒隊がモチーフ、2018年の東京の高校生が沖縄戦にタイムスリップしてしまう物語。出演者はストレイドックプロモーション所属の重松隆志以外の役者は未見。重松以外の役者の演技は決して上手いとは言い難いが、それぞれの役者たちが女子学徒たちの感情を込めたセリフの連続に圧倒された。


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最近は原発再稼働問題などを題材にした舞台をよく見に行ったことはあるがこのような戦争を題材としたドラマを舞台でみたのは初めてだった。昔子供の頃父から戦争体験を聞いたことがある。私の父は学徒出陣はしなかったが、学校は開校されず、当然勉強もできず、戦争のための生産者として軍事工場で労働。焼夷弾で学友を目の前で失ったことも話していた。

 

私たちは直接戦争を体験していないため、第二次世界大戦、太平洋戦争などの戦争に対しどうしても悲惨な歴史の証言などは目をそむけがちになる。また、米ソ冷戦当時の朝鮮戦争ベトナム戦争なども少し学習すれぱできる環境にいながら何も知らない。

 

今回は舞台であったが、もう少し戦争とは何か?と考える時がきているかもしれない。


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