日本映画の代表作復活「シン・ゴジラ」
7/29に公開されてから、興行成績も好調な東宝映画「シン・ゴジラ」。公開直後に
TOHOシネマズ新宿で公開されていたIMAX版は時間が合わずにおしくも見逃したが、
好調な興行記録の結果のためか、有楽町の日劇で凱旋公開になった。しかも 11F の
スクリーン1。やっと時間があったので本日の19:00の回を鑑賞。
物語の冒頭 30分くらいで最初に登場した状態の巨大生物がグロテスクで気持ち悪く
モノを食べていたらオエっときていたかもしれない。
一旦この巨大生物は東京湾に戻っていくが、その後日米の研究・解析で、「呉爾羅」
であることが判明。※でも劇中では巨大生物といっていたことが多かったな。
映画「ゴジラ」では自衛隊への指揮権の観点から、内閣総理大臣が出演している。
1984年版だと、三田村首相役の小林桂樹がトップクレジットで出演していたが、
今回は、中堅の政治家矢口蘭堂役の長谷川博己がトップクレジット。政治家という
よりも優秀な官僚とのイメージだったが、米国の政治家カヨコ役の石原さとみとの
対比でより固い感じが維持できたみたい。
ストーリーは今までのゴジラ映画の筋書きと概念を覆しており、政府高官パートと
ゴジラパート(現場の自衛隊の出動者を含む)に完璧に分かれていた。2014年の米国
ハリウッド板の「ゴジラ」の人間パートはカットしてもいいとの意見があったが
今回はこのストーリーが完全に調和していた。エンドロール終了後拍手があったのも
納得だ。(「踊る大走査線」の織田裕二と柳葉敏郎のパートと対比しても面白い)
また、ゴジラの動作をしたのが狂言師の野村萬斎だったこともあり、なるほど新しい
解釈のゴジラが誕生したものだと感じた。
こうれからもゴジラ映画は製作されていくと思うが、あまり過去のストーリー、筋書
にとらわれない作品を作っていってほしいものだ。
◆メイン
石原さとみ カヨコ・アン・パタースン 米国大統領特使
◆大河内内閣
大杉漣 大河内清次 内閣総理大臣
柄本明 東竜太 内閣官房長官
浜田晃 河野 総務大臣
手塚とおる 関口 文部科学大臣
平泉成 里見祐介 農林水産大臣
矢島健一 柳原 国土交通大臣
横光克彦 環境大臣
余貴美子 花森麗子 防衛大臣
渡辺哲 郡山 内閣危機管理監
中村育二 金井 内閣府特命担当大臣
◆巨大不明生物災害対策本部(巨災対)
津田寛治 森文哉 厚生労働省医政局研究開発振興課長
高良健吾 志村祐介 内閣官房副長官秘書官
高橋一生 安田龍 文部科学省研究振興局基礎研究振興課長
市川実日子 尾頭ヒロミ 環境省自然環境局野生生物課課長補佐
塚本晋也 間邦夫 国立城北大学大学院生物園科学研究科 准教授
野間口徹 立川 始資源エネルギー庁電力・ガス事業部原子力政策課長
谷口翔太 袖原泰司 官邸内統幕運用第一課長
黒田大輔 根岸達也 原子力規制庁監視情報課長
吉田ウーロン太 町田一晃経済産業省製造産業局長
◆自衛隊
國村隼 財前正夫統合幕僚長
鶴見辰吾 矢島統合幕僚副長
橋本じゅん 東部方面隊幕僚長
ピエール瀧 西郷戦闘団長
斎藤工 池田第一戦車中隊長
KREVA 第二戦車中隊長
石垣佑磨 芦田第二飛行隊第一小隊長
ムラヤマ・J・サーシ 特殊建機第一小隊長
菊池康弘 特殊建機第二小隊長
◆アメリカ
マフィア梶田 カヨコのボディーガード
◆政治家
松尾諭 泉修一 政調副会長
光石研 小塚 東京都知事
藤木孝 川又 東京都副知事
嶋田久作 片山 臨時外務大臣
◆官僚・公務員
古田新太 沢口 警察庁長官官房長
モロ師岡 警察庁刑事局局長
諏訪太朗 田原 防災課局長
神尾佑 風越 外務省・新政務担当総理秘書官
阿部翔平 消防庁危機管理担当要員
小出恵介 消防隊隊長
片桐はいり 官邸職員(お茶とおにぎり出してたおばさん)
◆民間人
岡本喜八 牧悟郎
松尾スズキ 早船(フリージャーナリスト)
三浦貴大 ジャーナリスト
川瀬陽太 ジャーナリスト
原一男 生物学教授
犬童一心 古代生物学者
緒方明 海洋生物学者
前田敦子 避難民(アクアライントンネル)