コミック「底辺ヒエラルキー少女」の映画化、舞台化
劇団ストレイドッグを主催している森岡利行さんは、職業シナリオライターが本業の
はずだが、一般的には森岡監督と言われている記事を目に掛ける。おそらく漫画家の
西原理恵子が自身のコミック作品を映画化したこともあることから映画「カントク」
としての表現になっているようだ。(初の映像化作品は「女の子ものがたり」主演は
深津絵里、数年後に劇団ストレイドッグ本公演で舞台化)そのため森岡さんの作品は
映画の監督、舞台の演出と違った側面で作品を見ることができる。
2016年初頭北海道のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で上映していたことは
DM等で知っていたのだが、一般公開はいつ?などはよくわかっておらず結構ベールに
覆われていたのです。
そうこうしてる間にも劇団ストレイドッグは森岡さん演出でドンドン作品を公演。
「ほくんち」(柳ゆり菜主演)、「アオイの花」(アイリ主演)、「母の桜が散った夜」
(長谷部優主演)で、今年は未見の「女の子ものがたり」とわずか 4か月に新作は 1本
だけとはいえかなりのペースで舞台化していることに驚きを隠せない。
ちょうど「アオイの花」の公演のころ、今回記事の「底辺ヒエラルキー少女」舞台化
と聞いて、舞台の新作ということもあり早々予約。森岡さんの二番目のお嬢さんの
森岡利世主演の観劇ではなく、劇団ストレイドッグ大阪の中島舞香というキャストを
観劇。「ブー」ちゃんのキャラクターにピッタリじゃないかと感じた。
そしたら今度はキネカ大森単館ではあったが、映画の方も舞台版と同時に上映と
コラボを全面に打ち出しての興行になることが発表、公開初日(5/28)から日曜に
かけ主演の平嶋夏海を始め、冨手麻妙など結構なメンバーが行ったみたい。
キネカ大森は自宅からは遠いが、職場からなら近いのでファーストサービスディを
使って鑑賞していました。19:00からの回で仕事は終わっていたこともあるが、客は
10名 もいりゃいいだろうと思っいたら、30名以上はいたので少々ビックリ。
舞台版は出演者全員のダンスタイム等本筋に関係のないシーンなど派手なのが流れる。
映画版の淡々と流れていくストーリーと対象的。ここでも森岡さんの画面の取り方の
違いがよくわかる。両作ともハッピーエンド的な終わり方ではなかったが、そんなに
暗くない楽しさあふれる作品だったように思える。
次もまた、映画&舞台の作品を見てみたいね。