気ままな日記

気に入った出来事があると、すぐにアップする防備録のようなもの

アルバム発売したシンガーがツアーコンサートを開催するまで

2018年興行収入第1位の話題作「ボヘミアン・ラブソディ」でフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)が Queen のメンバーに対し「アルバム発表→ツアー、アルバム発表→ツアー、これでは満足な創作活動ができない」とバンドを脱退しソロになると宣言するシーンがある。このシーンを見て「アルバム発表→ツアー」の連続はアーティストには過酷。作詞・作曲をてがけるシンガーはみな似たような心理が働くのかな?と当初感じたものだった。

 

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この記事を書いた1/26(土)は東京・中野サンプラザホール柴田淳のライヴ。彼女自身 12枚目のアルバム「ブライニクル」を販売のさい、6年ぶりに全国でアルバムツアーを復活すると FC で公表。同時に 6年ぶりと開催となったツアーについて理由、心境をネットで事前に見ていて、ある程度事情は把握していたが、本日驚いたことにライヴ中、 MC として彼女が同じことを観客に向かって語りはじめました。

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ここで私の所感。シンガーも人間。体調を崩してしまったのだったらアルバムは発売してもツアーが出来ないことはあり得ることです。しかし彼女の口から「心と体を壊した」と語っていたから、尋常なことではない何かがあったんでしょう。おそらくは 3年前の横浜のライヴ開催(パシフィコ横浜大ホール)以降で何らかのトラブルがあって、自身のシンガーとしての方向性と現実とのギャップ、ストレスから「心と体を壊す」まで追い詰められていたいたのか?悲鳴をあげていたのか?

私が彼女の立場で普通だったら音楽活動を休止するかなんかして心身ともに休養にあてるのだろう。この期間彼女は多少休息はしたろう。でも最後は「私は音楽がこんなに好きなんだ」という意欲、情熱があって、回復して晴れてライヴ開催になったのだろう。

前回も同じサンプラザのツアー内で彼女自身が人生で観客として初めて訪れたコンサートがここ、今回も同じことを語りかけた。当時客として座席に座っていた彼女が、今ではステージに立って歌っていることなんか想像つかないと語っていたし、かつ座った座席の位置まで記憶しているのだから本人には余計強烈な思いがあるのだろう。

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当初ツアーの開催は東京では渋谷の NHK ホールのみの予定だったが、中野のサンプラザホールを追加開催したのは彼女の場所にたいする思いが強かったからかもしれない。